Vue 9用モジュール - KronosFX

アニメーションコントロール、自由自在
Vueの持つアニメーションパワーのすべてを手に入れたいのなら、KronosFXはマストアイテムです。 その理由は、KronosFXには高解像度アニメーションのレンダリング、オブジェクトキーフレームのファインチューン、ロトスコーピングなど、シリアスアニメータに必須といえるツールが凝縮されているからです。
Vue 9 KronosFXモジュールは、Vue 9 Esprit/Vue 9 Studio用のオプションモジュールです。Vue 9 Completeへのサイドグレードで追加することができます。 Vue 9 Completeには最初から含まれています。

アニメーショングラフエディタ
キーフレームとタイムカーブによる自由な編集
アニメーショングラフエディタは、アニメーションが設定された各パラメータのタイムカーブを高解像度で表示します。 位置、サイズ、ねじれ、およびピボット(回転は四元数またはオイラーXYZでアニメーション化できます)や風の方向といった他のパラメータなど、 全ての変換値に対して別々のX、Y、Z曲線が表示されます。
1つまたは複数のキーフレームを、時間軸と値軸の両方向に自由に動かすことができます。 接線やイン、アウトの補間は、それぞれのキーフレームについているハンドルで調節します。
複数の曲線を同時に表示、編集できるように、タイムカーブウィンドウにはパン機能とズーム機能がついています。 キーには、時間、値、速度、加速度を数値で正確に指定することもできます。 スムーズ(一定および偏り)、イーズイン/アウト、リニア、およびステップといった プリセットの補間タイプの1つを使用できます。
OpenGLアニメーションプレビュー
Vueは、作成中のアニメーションのクイックプレビューを生成することができます。クイックプレビューはアニメーションエディタ下部のサイズ変更可能なウィンドウに表示され、タイムラインのナビゲーションと同期します。 OpenGLでレンダリングすれば、フルサイズのアニメーションのプレビューも、非常に高速に生成されます。
アニメーション範囲とレンダリング範囲は別々に設定できるので、レンダリング範囲を調整しても、アニメーション範囲は影響を受けません。
機能リスト
- 時間依存ノイズ(アニメーションの「外洋」ノードを含む)
- ロトスコープ(アニメーションをテクスチャマップとして使用)
- アニメーション出力解像度を最大幅1920ピクセルまで拡張
- 簡易チェックに最適なOpenGLレンダリング(静止画およびアニメーション)
- アニメーション全体の長さの簡単変更
- フィールドインターレース、非正方形ピクセル、ちらつき除去機能
- タイムスプラインエディタの機能向上
- ちらつき除去の詳細設定
- 低周波のちらつきを抑える間接光評価モード
- 自動キーフレームの無効化
- アニメーションキーフレームのコピーペースト
- 単一属性キーフレームのみの作成
- プロパティタイムラインのダブルクリックによる、プロパティキーフレームの追加
- アニメーションカーブのダブルクリックによる、プロパティキーフレームの追加
- アニメーション設定パラメータ値をタイムライン内でグラフ表示
- アニメーション設定されたパラメータ曲線の接線とテンションの正確な制御
- アニメーションカーブの高精度コントロール
- アニメーショングラフからの個々の座標へのアクセス
- キーフレーム補間モード(ステップ、リニア、スムーズ)
- キーフレームの自動イーズイン/イーズアウト
- 四元数またはオイラー角による回転アニメーション設定
- アニメーション化された2Dの取り込み: 一連の画像、MOV(Macintoshのみ)、AVI(Windowsのみ)
- タイムライン内のアニメーションプレビューのサイズ変更
- イメージまたはアニメーションのレンダリングバックドロップへの使用
- アニメーション化したくないオブジェクトへのアニメーション禁止設定
- 質感エディタのアニメーション禁止オプション
- アニメーションの長さのタイムスライダのクリッピング
- タイムライン上での質感表示オプション