
驚異的な外観/内観シーンを作成するために、Vueには、革新的なグローバルイルミネーション/ラジオシティエンジン、HDRIイメージベースドライティング、レイトレース/マッピングソフトシャドウやフル装備のレンズフレアエディタを備えたあらゆるタイプの照明、といった複数のライティングオプションが搭載されています。
機能豊富なダイレクトイルミネーション
平面および様々な形状のエリア光源点光源、スポット光源そして無限遠光源(ディレクショナルライト)に加えて、Vueは平面とmulti-shapeの二つのエリア光源を備えています。 後者に関しては、あらゆるメッシュをワンクリックでエリア光源に変換することが可能です。 これによりあらゆる形状/タイプの光源が作成できるようになり、屋内照明の可能性が大幅に広がりました。 レイトレースソフトシャドウの最適化品質と時間のバランスをとりながら最良の結果を得るために、Vueは、品質/ブラー/トレースされたシャドーレイを個別に最適化することにより、レイトレースされたシャドウの作成の自由なカスタムコントロールを実現しています。 この新手法により、Vueは非常に滑らかで粒感のないソフトシャドウを生成することができます。 AccuShadows™ によるソフトシャドウマッピングレイトレースシャドウに代わる手法として、AccuShadows™テクノロジはシャドウマップを使用した高速なソフトシャドウを生成します。このやり方なら、マップサイズや品質、サンプリングレベルやフィルタバイアスなどを自由に設定することができます。 マップされたシャドウのやわらかさは、光源ベース、オブジェクトベース、または定数による定義が可能です。 光源効果光源をダブルクリックすると、光源の設定に関係したメニューがまとめられた、タブインターフェースの光源エディタが開きます。 ここで、ボリュメトリックエフェクトの追加や、平面/球面ジェルの適用、カスタマイズ自在なレンズフレア、減衰やカラーグラフの定義、そして鏡面反射やオブジェクト単位の散乱効果の設定をおこなうことが可能です。 |
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リライティング
シーンのライティングの細かな調整には、これまではほんの小さな変更でもその都度レンダリングをし直さなければならず、そのために膨大な時間が掛かっていました。しかし、もうその必要はありません。 Vue 9のリライト・テクノロジによって、レンダリング後のシーンでも、その場で照明の調整ができるようになりました。光源の強さや色を変更すると、リアルタイムでシーンに反映されます。 壁のスイッチを切り替えるように、簡単にライトのオンオフができるのです。 なんと、シーンに対する太陽光や天空光の影響さえも調整が可能です。 |
インスタントポストレンダリングリライティング |
さらに素晴らしいことに、この驚くべきテクノロジはすべてのVueライトのオプションと互換性があり、サブサーフェススキャタリング、コースティクス、レンズグレア、レンズフレアといったエフェクトで利用することができます。
生き生きとした間接光
Vueに搭載されたGI・ラジオシティエンジンは、屋外レンダリングに最適化されているとてもユニークなものです。無限の広さを持つシーンを有限の時間でレンダリングすることを実現しています。 Vueが持つ間接光の処理能力は、インドアのレンダリングでも驚くべき性能を発揮します。
間接光は、詳細効果設定パネルの様々なパラメータからの自由なカスタマイズが可能な一方で、VueのEasyGI™シングルスライダ品質コントロールを使えば難しい設定を気にする必要はありません。
グローバルイルミネーションエンジン
GIは、それぞれの大気モデルと密接に連携しています。 天空色、雲による遮光、もや、霧そしてその他の大気に関するパラメータすべてが、環境光の性質に直接影響を与えます。
一方で、天空光の強さや色をマニュアル編集することで、これらの関係性を変更することが可能です。
GIはオブジェクトごと、または質感ごとに有効/無効を設定することができます。
アンビエントオクルージョン(AO)
アンビエントオクルージョンオプションは、GIを使用したシーンのレンダリング時間を大幅に短縮します。
オクルージョン適用範囲の閾値をコントロールすることで、GIのソフトシャドウを適用する領域を精密に定義し、不必要な計算を除外することができます。
ラジオシティエンジン
Vueのラジオシティエンジンは、優れたイメージ品質および精度を驚くべき速度で出力できるように、あらゆる最新の進んだレンダリングテクノロジを活用しています。
広大な屋外シーンでも屋内のショットでも、Vueは際立ったリアリズムを持ったレンダリング結果を提供します。
HDR Image Based Lighting(イメージベースドライティング)
環境マッピング大気モデルでは、HDRイメージファイルをフルサポートしたIBLをセットアップすることができます。
環境、ライティング、反射のそれぞれに異なるマップを使用することも、またマップポジションにオフセットを設定することも可能です。