最小システム構成
Vue 9は、32ビット/64ビットに対応した、Windows XP/Vista/Windows 7、およびIntelチップを搭載したMac OS Xプラットフォーム上で動作するアプリケーションです。
他の3D製品同様、Vueを使用するには多大なコンピュータパワーが必要です。 このアプリケーションは可能な限りスムーズに応答するように完全にマルチスレッド化されていますが、それでも作業の際には多くの処理が発生します。
要求に満たないシステムではVueのパフォーマンスが低下したりレンダリングに非常に時間が掛かったりすることがあります。ご注意ください。
Vueを起動するための最小スペックは、下記をご参照ください。
Macintosh:
- Mac OS X v 10.5以上 32/64ビット対応
- 2GHz以上のIntel プロセッサ
- 1GBのメモリの空き容量
- 200MBのハードディスク空き容量
- 1200 x 768 65K色/16ビット(24ビット以上を推奨)
Windows:
- Windows XP/Vista/Windows 7 32/64ビット対応
- 2GHz Pentium 4以上のプロセッサ
- 1GBのメモリの空き容量
- 200MBのハードディスク空き容量
- 1200 x 768 65K色/16ビット(24ビット以上を推奨)
- DVDドライブ
- ブロードバンドインターネット接続環境
注意: マルチコアCPUコンピュータにインストールした場合、Vue 9 Completeは最大で4 CPU(32ビットOS)または8CPU(64ビットOS)を使用します。
推奨システム構成
- Windows 64ビット(XP、VistaまたはWindows 7)、Mac OS X v10.6
- マルチコアCPU(インテルクアッドコア、Core i7またはMac Pro)、
- 4GB以上のメモリ
- 4GB以上のハードディスク空き容量(OS搭載ドライブ上)
- OpenGL対応アクセラレータビデオボード(互換性・相性については下記参照)

ネイティブCocoa
Appleの最新のMac OS Xの性能を最大限に活用できるように、Mac版のVue は根本から作り直されました。
これにより、Macでは64ビットでネイティブに動作するようになりました。 最大の改善点はより多くのメモリの使用が可能になったこと、そしてパフォーマンスの面でCarbon 32バージョンと比較して最大で3倍の高速化を果たしたことです。
対応ビデオボード
Vue 9 Completeには、新しく自動設定ツールが追加されました。これによりOpenGLオプションをインストール直後に設定し、お使いのビデオボード/ドライバを使ったプレビューを最適化することが可能です。
次のビデオボード/チップは、新しいシェーダーエンジンに対応しています:
ブランド | モデル | ドライババージョン ![]() |
サポートOS | 制限事項 |
nVidia | geforce 8800GT | ForceWare 190.38 +(3) | ![]() |
Windowsのみ |
nVidia | geforce 9800GT | ForceWare 190.38 +(3) | ![]() ![]() |
Macではシェーダービルボードはサポート外 |
nVidia | GTX 260 -> 280 | ForceWare 190.38 +(3) | ![]() ![]() |
Macではシェーダービルボードはサポート外 |
nVidia | GTX 460 -> 480 | ForceWare 190.38 +(3) | ![]() ![]() |
Macではシェーダービルボードはサポート外 |
nVidia | GTX 500 シリーズ | ForceWare 190.38 +(3) | ![]() ![]() |
Macではシェーダービルボードはサポート外 |
nVidia | Quadro FX 1800 -> 5800 | ForceWare 190.38 +(3) | ![]() ![]() |
Macではシェーダービルボードはサポート外 |
nVidia | Quadro 4000 -> 6000 | ForceWare 190.38 +(3) | ![]() ![]() |
Macではシェーダービルボードはサポート外 |
nVidia | Quadro 600 & 2000 (GF100 ベース) | 指定なし | ![]() |
Windowsのみ |
ATI | Radeon HD 26xx | 指定なし | ![]() |
Macのみ |
ATI | Radeon 48xx | Catalyst 9-3, 9-4, 9-5 & 10.12 (1) | ![]() ![]() |
Macではシェーダービルボードはサポート外 |
ATI | Radeon (HD) 5700 -> 58xx | Catalyst 9.12 + | ![]() ![]() |
マイナーな問題が発生する可能性があります。 Macではシェーダービルボードはサポート外 (2) |
ATI | Radeon 6000 シリーズ | 指定なし | ![]() ![]() |
マイナーな問題が発生する可能性があります。 Macではシェーダービルボードはサポート外 (2) |
ATI | FirePro V8700 | Catalyst 9-3, 9-4 & 9-5 | ![]() |
Windowsのみ |
ATI | FirePro V4800/5800/7800/8800 | 指定なし | ![]() |
マイナーな問題が発生する可能性があります。 Macではシェーダービルボードはサポート外 (2) |
(1) Vue 9のビルド905724以降が必要です。エディタのリサイズ、非常に重いシーンによって不安定になることがあります。
(2) Windowsでのシェーダービルボードのサポートには、Vue 9のビルド9005724以降が必要です。
(3) 警告! nVidiaのドライバ270.61.はインストールしないでください。 このドライバはVueでは動作保証されておらず、いくつかのOpenGLの問題が発生する可能性があります。
上記以外のボード(例:nVidia GeForce 210/220/240/330および330Mシリーズ、6000および7000シリーズなど)ではシェーダーエンジンが使用できない可能性がありますが、従来のフィックスドパイプラインエンジンのご使用が可能です。
Voodoo、Rage Pro、Radeon 8000以降GeForce FXチップスまでといった古いボード、およびIntelビデオボードと正体不明のビデオボードをご使用の場合には、ご使用いただけるのはソフトウェアOpenGLモードのみです。
OpenGLに依存したアプリケーションで大幅な処理のスローダウンが発生するという最近のMac OS X v 10.6のOpenGLの実装の変更により、シェーダービルボードモードはすべてのMac上でご使用いただけません。
使用するビデオボードに関わらず、いずれの場合も、Vueはsoftware OpenGLを使用して動作することが可能です。
このリスト上にないボードでもVueが動作することはありますが、最小限の検証しかおこなわれていません。 OpenGLに由来する問題が発生した場合には、環境設定パネルから「バックグラウンド描画」と「アンチエイリアシング」をオフにしてください。 起こりうる最悪の事態: 最悪の場合でも、software OpenGLモードでVueを使用することはできます。
警告: NvidiaのOptimusおよびATIのBinaryGFXテクノロジを搭載したノートPCでは、深刻なOpenGLの問題が発生する可能性があります。 該当する場合には、Vueご使用時にはこれらのオプションを切っておくことをお勧めします。 |
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非推奨チップ:
Windows:
- ATI Radeon 4000シリーズ以前のATI製品
- ATI 9000シリーズ、Xシリーズ、およびHDシリーズも使用可能ですが、使用できないオプションがあり、またパフォーマンスの大幅な低下が起こり得ます
- ATI FireGL 5000シリーズ
Macintosh:
- IntelベースのGPUとnVidia 7300ボードではVueは動作しません(ハードウェアアクセラレーションに関して)
Poser™ SDK
ご使用いただけるPoser SDKは次の三つです:
- Poser SDK from February 2010(デフォルト):Vue 8の初期ビルドで問題なく動作したバージョンです。 ただしこのSDKはPoser Proをサポートしておらず、Poserシェーダーツリー使用時にレンダリングの不具合が発生する可能性があります。またダイナミッククロースにいくつかの問題が起こることがあります。 このSDKでは、いくつかのコンテンツが正しくロードされないことがあります。
- Poser SDK from March 2010: このSDKは、読み込んだPoserフィギュアの肌が緑色っぽくなる問題(ハルクシンドロームとも)を解消したものです。 このSDKでは、いくつかのコンテンツが正しくロードされないことがあります。
- Poser SDK from May 2010: このSDKでは、Poser Proサポートが追加され、またクロスに関する多数の問題が解消されています。 このSDKでは、いくつかのコンテンツが正しくロードされないことがあります。
どのSDKが最も適しているかを確かめるためには、それぞれを試してみる必要があるかもしれません。
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これらSDKをお使いになる中で特定のPoserインテグレーションに関する問題が発生した場合には、ぜひなるべく詳細な情報を添えてテクニカルサポートまでご連絡ください。
発生した問題をご報告いただくことで、よりよいSDKを開発するためにSmith Microにより詳細なフィードバックをおこなうことが可能になります。そして、同じ問題に直面するあなた以外のVue/Poserユーザを助けることにもなるのです!
既知の問題
- Poser Pro 2010コンテンツに、3つのSDKいずれを使ってもロードされないものがあります。
Poserとの統合に関する問題が発生した場合には、Smith Micro社に詳細なフィードバックを行えるように、できるだけ詳しい情報を添えてテクニカルサポートにご連絡ください。 ご協力ありがとうございます。