Vue 10 xStream - コンポジットと同期
スタンドアロンモードで使用する場合、Vue xStreamとVue Infiniteは同等の機能を有します。このページで紹介している機能は、Vue xStream/Infinite共通のものです。

Vueは、プロフェッショナルのプロダクションパイプラインとシームレスに統合できるようにデザインされています。 Vueの自然景観作成のための資産と他の3Dそして2Dアプリケーションとを結合する、柔軟で豊富なツールセットの作成は非常に重要視されてきました。
キャラクターアニメーション、あるいは建築ビジュアリゼーション、コンポジットまたはポストプロセッシングのいずれをおこなう場合にも、Vueを既存の工程に組み込むのは非常に簡単であることに、驚かれると思います。
カメラマッピングを使ったワークフローの高速化
Vueなら、カメラマッピングの設定も非常に簡単です。 イメージをレンダリングしてカメラの背景に投影することで、シーンを大幅に簡素化することができます。 カメラマッピングは、マットペイントアニメーションを作成するときにすべてのジオメトリを一つずつレンダリングするコストと手間を大幅に簡略化することができる、理想的な手法と言えるでしょう。 |
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あらゆるシーンエレメントをマルチパスレンダリングでコンポジットする
Vueには豊富なマルチパスレンダリングオプションが揃っています。 すべてのレンダリング対象となるエレメント、レイヤー、質感そしてオブジェクトの一つ一つに、異なるパスを割り当てることが可能です。 雲マスクやEcoSystemマスクを含むすべてのマスクは、カラーと、対応する箇所の不透過チャネルとして生成され、アンチエイリアス化されています。 レンダリングが終了すると、レンダリングプレビューウインドウから直接、すぐにそれぞれのエレメントを確認し保存することができます。あるいはマルチレイヤーのPhotoshopファイルとして、すべてをまとめて保存することも可能です。 |
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サポートされるマルチパスチャネルに含まれる要素は、次の通りです:
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HDRマルチパスレンダリングVueは、HDR(High Dynamic Range)でもすべてのマルチパスレンダリングを生成することができます。ここには、すべてのオブジェクト、雲、レイヤーマスク、レンダリングコンポーネント、シャドウ、販社、大気のコントリビューションなどが含まれます。 マルチパスレンダリングの結果はそれぞれのパスをHDRフォーマットに保存したEXR 32ビットフィルタとしてエクスポートが可能です。 |
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マットシャドウ/反射質感
Vueには、シャドウや反射と実際の映像との効率的なコンポジットに必要とされるすべての情報を生成するマットシャドウ/反射質感を生成する機能が備わっています。
G-Bufferレンダリング
AvidやFlameそしてAfter Effectなどの専用アプリケーションでコンポジットするために、デファクトスタンダードとされるG-Buffer情報を生成し、RLAまたはRPFフォーマットで保存することができます。
コンポジットの柔軟性を高めるために、グローバルまたはオブジェクト単位で「レンダリングから除外」するオプションを使用して、シーンの一部を不透過オブジェクトの背後に隠すことができます。
サポートされるG-Bufferチャネルは、次の通りです:
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同期する
同期プラグインVueには、主要な3DアプリケーションとVueのカメラモーションと光源そしてフォーカルライトを完全に同期させるための、シンクロナイゼーションプラグインが用意されています。 3Dアプリケーションが生成したファイルを保存して、後からVueで使用したり他のシステムに持っていくことができます。 Vueが同期可能な3Dアプリケーションは、次の通りです:
カメラトラッキング情報の読み込みVueには、MatchMover、BoujouそしてSynthEyesのモーショントラッキング情報を読込むことができます。 また、カメラトラッキング情報と一緒にモーショントラックポイントも読込むことができます。 |
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