Vue 10 xStream - レンダリング
スタンドアロンモードで使用する場合、Vue xStreamとVue Infiniteは同等の機能を有します。このページで紹介している機能は、一部ホストアプリケーション関係のものを除いて、Vue xStream/Infinite共通のものです。

ソリッドレイトレーシングを基盤にしたVueのレンダリングエンジンは今日のあらゆるハイエンド機能を取り込んでいるだけではなく、膨大なポリゴンカウントを高速に効率よく処理できる際立った能力を備えています。
こうした独自テクノロジが、大気エンジンやEcoSystemそして直接生成地形といったエレメントを統合し、最適化されたレンダリングを可能にしているのです。 Vueのレンダリングエンジンは、すべてにおいて優れたパフォーマンスを実現する、最高品質のイメージとアニメーションを生み出します。
高度なレンダリング機能とコントロール性能
Vueのレンダリングテクノロジは、柔軟で使いやすく作る側の身になったアプローチをとりつつ、非常に精密なコントロールを提供するために必要なすべての機能を備えています。
アンチエイリアシングと被写界深度
エッジベースアンチエイリアシング
新しいエッジベースのアンチエイリアシングアルゴリズムは、従来のカラーベースのアンチエイリアシングスキームを補完するために追加されました。 それぞれのアンチエイリアシングスキームは個別の品質スライダから微調整できる上、個別のオン/オフも可能です。
グローバルガンマコントロール内部的には、Vueはリニアワークフロー(ガンマの値は1)を使用しますが、パイプラインないの他の要素は異なる値を使用していることがあります(カメラやモニタは、一般にガンマ2.2を使用しています)。 Vueでガンマを自由にコントロールできるということは、パイプラインを通じた一貫性の保持を担保し、より忠実な色と照明を最終結果を齎します。 テクスチャやカラーの表示に使用するガンマの値と同様に、デフォルトガンマインプットおよびアウトプット設定を定義することができます。 |
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Vueには、ご使用のモニタに最適なディスプレイガンマを簡単に調整できるようなクイックキャリブレーションツールも搭載しています。
柔軟なレンダリングオプション
レンダリング設定パネルでは、それぞれのレンダリング設定に関するパラメータを細かく調整することができ、品質を犠牲にすることなく限られた時間の中でレンダリングを完了させる柔軟性を提供します。
柔軟なレンダリング
Vue xStreamでは、例えばmental rayやV-RayのSun&Skyを使用する場合などに、Vueの空および/または大気効果のレンダリングのオン/オフの切り替えが簡単におこなえます。 それだけではありません。シーンのホストアプリケーション部分のパフォーマンスチェックをおこなうときなどには、Vueのすべてのコンテンツを一度に無効化することも可能です。
また、ホストアプリケーションで動いているほかのボリュメトリックプラグインとVueの大気効果との相互作用も大幅に改善されています。
シーンスケールを合わせる
Vue xStreamは、Vueエレメントのサイズとホストアプリケーション内のエレメントのサイズが合うように、自動的にユニットシステムを調整します。 ですから、Vue内で1立方メートルの立方体は、ホストアプリケーション内でもちょうど同じサイズになります。
また、Vueとホストアプリケーション間の縮尺率をカスタマイズすることも可能です。
照明を合わせる
次の三つのオプションを使って、Vue光源とネイティブライトを個別に調整することができます: 自動/Vue内の光源を無視/マニュアル(Vue光源とネイティブ光源を個別に編集)。
影の密度も、ホストアプリケーション(Max、Maya、SoftimageおよびCINEMA 4Dのみ)とあわせて自動設定されるようになりました。
必要であれば、Vueのラジオシティの明るさをよりホストアプリケーションと近付けるための、手動でのコントロールも可能です(専用のオプションを使用します)。
レンダリング時間
ホストアプリケーションのレンダリング設定を、Vueの設定に合わせて自動的に調整することができます。 結果として、ホストアプリケーションでのレンダリング時間はVueのスタンドアロンモードを使用した場合と一致します。
高速なスタンドアロンレンダラ

使いやすいネットワークレンダリング
インタラクティブネットワークレンダリング |
インタラクティブネットワークレンダリングインタラクティブネットワークレンダリングにより、ネットワークレンダリングは透過的なものになりました! インタラクティブネットワークレンダリングでは、Vueでのレンダリングが遅延なくごく自然に開始されます。 Vueがレンダリングをしている間、インタラクティブネットワークレンダリングコントローラがネットワーク上のすべてのレンダリングノードと自動的にコンタクトし、作業を分割して配分していきます。 この処理は、メインのコンピュータがレンダリングを続けている間バックグラウンドで継続されます。 ネットワーク上の他のコンピュータがレンダリングに参加するほどレンダリング処理は速くなります。コンピュータの台数が増えたからと言って、メインのコンピュータがその処理のために遅くなったり、反応を待つために止まってしまったりすることはありません。 |
外部レンダーファームとの統合
いくつもの異なるアプリケーションを走らせているレンダーファームにVueを統合する必要があれば、オプションのスタンドアロンソリューションであるRenderNodeを使うことができます。
RenderNodeは、BackBurnerなどのコントロールツールで管理されているより大規模なレンダーファームに追加して使用することができるように、コマンドラインインターフェースを備えています。
*Rendernodeライセンスの管理には、e-on License Serverが必要です。
>> >> Vueのネットワークレンダリングに関するより詳細な情報は こちらをクリックしてください。