Vue 10 xStream - 概要

Vue環境の作成と編集
Vue 10 xStreamは、3ds Max、Maya、LightWave、CINEMA 4DそしてSoftimageの完全に統合されたプラグインとして動作します。 これにより、ナチュラルシーナリ作成に特化したVueの各機能を、使い慣れたアプリケーションの中で手にすることができるのです。 これらのツールを使えば、完結した、非常にリアルな3D環境を、使い慣れたアプリケーションを離れることなく作成することができます。 大気エフェクトの作成や直接生成地形の生成、SolidGrowth樹木の追加や、大規模な森林のポピュレートなどもここに含まれます。 使い慣れたアプリケーションでVueエレメントを編集するVue 10 xStreamはホストアプリケーションの中でプロキシジオメトリを動的に生成することで、ご使用の3Dアプリケーションの標準マニピュレータを使ったVueシーン内のエレメントの移動/回転/リサイズを実現しています。 Vueエレメントに対してホストアプリケーションのすべての標準ツールを適用することができるため、整列やスクリプティング、あるいはVueエレメントへのファー適用も可能です。また、衝突判定などVueエレメントとネイティブオブジェクトの相互関係を動的に生成することもできます。 たとえば風の効果などのVueアイテムのアニメーションは、Vueからでもホストアプリケーションのアプリケーションツールからでも作成できます。 どちらのアニメーションも、自然に、シームレスに結合されます。 3ds Max、SoftimageそしてCINEMA 4D上ではホストアプリケーションのビューポートから直接、Vueオブジェクトまたはネイティブオブジェクト上にVue のEcoSystemのインタラクティブペイント機能が実行できます。* *掲載時点で、3ds Max、SoftimageおよびCINEMA 4Dに対応。 LightWaveおよびMayaのサポートを計画していますが、Newtek/Autodeskにより開発中です。 |
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あらゆるVueエレメントを自在に操る

光源はMaya/Max/LightWave/CINEMA 4D/Softimageの相対するエレメントに、大気は特別な環境シェーダに、それぞれ自動的に変換されます。
レンダリング環境の統合

互換性
Vue 10 xStreamではライセンスが一つあれば、システムにインストールされているすべての互換性アプリケーション/レンダラを使用することができます。Vue 6 xStreamのように追加レンダラライセンスを購入する必要はありません。Vue 10 xStreamが対応しているレンダラは、次のとおりです;
- Vue 10 xStream for Maya:mental ray、V-Ray、Mayaソフトウェアレンダラ
- Vue 10 xStream for Max:mental ray、V-Ray
- Vue 10 xStream for Softimage:mental ray
- Vue 10 xStream for LightWaveおよびCINEMA 4D:それぞれのネイティブレンダラ
レンダリングのプロセス
なぜレンダラが2つ?Vueエレメントをポリゴンに変換して、ネイティブレンダラですべてを処理するほうがシンプルではないでしょうか? しかし残念ながら、それはできないのです。
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これらのテクノロジは、Vueだけのオリジナルなのです。
自由度の高いレンダリング
Vue 10 xStreamの空や大気エフェクトは、たとえばV-RayのSun&Skyを使用する場合などに、簡単にレンダリングのオン/オフを切り替えられるようになっています。 それだけではありません。シーンのホストアプリケーション部分のパフォーマンスチェックをおこないたい場合など、Vueのすべてのコンテンツを一度に無効化することも可能です。 もしすべてのVueコンテンツのレンダリングを無効にした場合には、Vue xStreamプラグインはロードされません。
ワークフロー
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統合されたインターフェース
Vueの機能には、ホストアプリケーションのインターフェースから直接アクセスすることが可能です。メニューコマンドやアイコン(Max、Maya、Softimage、CINEMA 4D)を使うことができます。
Vueのダイアログはすべて非モーダルなため、Vueのダイアログが表示された状態でもホストアプリケーションの操作の妨げにはなりません。 これは、たとえばEcoSystemをペイントしているときなどに非常に便利です。
シーンスケールの整合Vue 10 xStreamは、Vueエレメントとホストアプリケーションそれぞれのエレメントのサイズが不整合を起こさないように、単位系を自動的に調整する機能を備えています。 ですから、Vue内で1立方メートルの立方体はホストアプリケーション内でもちょうど同じサイズになります。 また、Vueとホストアプリケーション間のスケール非をカスタマイズすることも可能です。 |
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ライトの整合
次の三つのオプションを使って、Vue光源とネイティブライトを個別に調整することができます: 自動/Vue内の光源を無視/マニュアル(Vue光源とネイティブ光源を個別に編集)
影の密度についても、ホストアプリケーション(Max、Maya、SoftimageおよびCINEMA 4Dのみ)との整合が取れるよう自動設定されます。
また、必要に応じてVueのラジオシティの明るさをよりホストアプリケーションと近付けるために、手動でコントロールすることも可能です(専用のオプションを使用します)。
非常に大きなVueシーンのリフレッシュレートを高速化するために、プロキシのLOD(Level of Detail)を変更することも可能です。
ファイルの管理
スタンドアロンVueシーンは、Vueの独自フォーマットで保存されます。 Vueとホストアプリケーションが組み合わされたシーンの場合には、お使いの3Dアプリケーションのネイティブフォーマットで保存するか、またはネイティブシーンとVueシーンに分割することも選択できます。 この場合、ネイティブシーンはVueシーンを参照することになります。
アニメーション化またはリポーズされたPoserフィギュア、Poserシェーダツリーを使用してレンダリングされたPoserオブジェクトは、Vueシーンと一緒にはロードされません。