Vue 10用機能モジュール KronosFX
アニメーションコントロール、自由自在
Vueの持つアニメーションパワーのすべてを手に入れたいのなら、KronosFXはマストアイテムです。 その理由は、KronosFXには高解像度アニメーションのレンダリング、オブジェクトキーフレームのファインチューン、ロトスコーピングなど、シリアスアニメータに必須といえるツールが凝縮されているからです。
Vue 10 KronosFXモジュールは、Vue 10 Completeに搭載されている機能モジュールです。Vue 10 Espirt/Studioからのサイドグレードはこちらをご覧ください。
※機能モジュールのパッケージはイメージです。実際には製品機能に統合されて出荷されます。
アニメーショングラフエディタ
キーフレームとタイムカーブによる自由な編集
アニメーショングラフエディタは、アニメーションが設定された各パラメータのタイムカーブを高解像度で表示します。 位置、サイズ、ねじれ、およびピボット(回転は四元数またはオイラーXYZでアニメーション化できます)や風の方向といった他のパラメータなど、 全ての変換値に対して別々のX、Y、Z曲線が表示されます。
1つまたは複数のキーフレームを、時間軸と値軸の両方向に自由に動かすことができます。 接線やイン、アウトの補間は、それぞれのキーフレームについているハンドルで調節します。
複数の曲線を同時に表示、編集できるように、タイムカーブウィンドウにはパン機能とズーム機能がついています。 キーには、時間、値、速度、加速度を数値で正確に指定することもできます。 スムーズ(一定および偏り)、イーズイン/アウト、リニア、およびステップといった プリセットの補間タイプの1つを使用できます。
OpenGLアニメーションプレビュー
EcoSystemフェーズコントロール
KronosFXとEcoSystemの二つのモジュールを使うと、EcoSystemポピュレーション内のアニメーション化された要素のフェーズ(アニメーションオフセット)を個別に制御することができるようになります。 このEcoSystemテクノロジの新たな進化により、Vue10ではSolidGrowthベースのEcoSystemに対する、ジオメトリおよび質感バリエーション上のフェーズバリエーションを自動的に加えることができるようになりました。 関数エディタを使えば、インスタンス単位でフェーズをコントロールすることができます(AdvancedGraphが必要です)。 これはたとえば、草原を渡る風による波の表現や、周囲の木々を吹き飛ばす大爆発などを表現するのにぴったりです。 個別にアニメーションインスタンスをコントロールする機能は、SolidGrwoth植生以外にも適用できます。 ばらばらに動く人の群れなど、プレアニメーテッドメッシュを含むあらゆるアニメーションオブジェクトを取り扱うことができるのです。 |
機能リスト
- 時間依存ノイズ(アニメーションの「外洋」ノードを含む)
- ロトスコープ(アニメーションをテクスチャマップとして使用)
- アニメーション出力解像度を最大幅1920ピクセルまで拡張
- 簡易チェックに最適なOpenGLレンダリング(静止画およびアニメーション)
- アニメーション全体の長さの簡単変更
- フィールドインターレース、非正方形ピクセル、ちらつき除去機能
- タイムスプラインエディタの機能向上
- ちらつき除去の詳細設定
- 低周波のちらつきを抑える間接光評価モード
- 自動キーフレームの無効化
- アニメーションキーフレームのコピーペースト
- 単一属性キーフレームのみの作成
- プロパティタイムラインのダブルクリックによる、プロパティキーフレームの追加
- アニメーションカーブのダブルクリックによる、プロパティキーフレームの追加
- アニメーション設定パラメータ値をタイムライン内でグラフ表示
- アニメーション設定されたパラメータ曲線の接線とテンションの正確な制御
- アニメーションカーブの高精度コントロール
- アニメーショングラフからの個々の座標へのアクセス
- キーフレーム補間モード(ステップ、リニア、スムーズ)
- キーフレームの自動イーズイン/イーズアウト
- 四元数またはオイラー角による回転アニメーション設定
- アニメーション化された2Dの取り込み: 一連の画像、MOV(Macintoshのみ)、AVI(Windowsのみ)
- タイムライン内のアニメーションプレビューのサイズ変更
- イメージまたはアニメーションのレンダリングバックドロップへの使用
- アニメーション化したくないオブジェクトへのアニメーション禁止設定
- 質感エディタのアニメーション禁止オプション
- アニメーションの長さのタイムスライダのクリッピング
- タイムライン上での質感表示オプション