Vue 10 機能モジュール:LightTune

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オブジェクト単位の効果設定などの照明効果の拡張

作品の仕上がりは照明の良し悪しで決まるとお考えの方は、ぜひLightTuneをお使いください。 LightTuneを使うと、e-on softwareの最も高度な照明技術をシーンに取り入れることができます。設定の調整は自由に行え、さまざまな用途に活用できます。 ぜひあなたの作品をライトアップしてください。

Vue 10 LightTuneモジュールは、Vue 10 Studio/Completeに搭載されている機能モジュールです。Vue 10 Espritからのサイドグレードはこちらをご覧ください。

※機能モジュールのパッケージはイメージです。実際には製品機能に統合されて出荷されます。

高度な照明ツール


光源の対象を設定

この機能を使い始めたら、これまでどうしてLightTuneを使わずにやってこられたのか不思議に思うはずです。 LightTuneではどのオブジェクトにどの光源が影響するかを指定することができるので、シーンの照明コントロールが思いのままになります。

各光源の対象オブジェクトは、照明エディタから指定できます。 また、特定の光源を、拡散や光沢といったエレメントのみに影響させることもできます。 例えば、三つの光源のそれぞれに、シーン全体の照明、光沢ハイライトの作成、特定オブジェクトのライトアップ、といった別々の役割を持たせることも可能です。

  Click to follow link照明エディタ影響タブ


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照明エディタタブ
 

AccuShadows™ によるソフトシャドウマッピング

Vueに搭載されているレイトレーシングソフトシャドウは、非常に正確な結果を生成する一方で計算に非常に時間がかかります。 シャドウマッピングは、極めて滑らかなソフトシャドウを短時間でレンダリングするための代替手法です。

シャドウマッピングを使えば、品質とレンダリング時間のバランスをより詳細にコントロールできるようになります。 シャドウマップのサイズや品質、さらに影のばらつき具合や柔らかさは、精密な設定が可能です。



減衰とカラーグラフ

現実世界の光は、光源から離れるほど弱まっていきます。 Vue Espritに搭載されているのはリニア減衰と二次減衰の機能のみですが、LightTuneを使えば、インタラクティブなグラフを使用して複雑な減衰プロファイルを正確に定義することができるようになります。

さらに、距離に応じた光の色の移り変わりも、グラフで変更できます。 ボリュメトリック効果を有効にすれば、驚くような特殊効果を生成できます。

 

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照明エディタで減衰を編集する



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スポット光源視点オプション

舞台照明係のように、狙った対象物に光源を向けることも簡単です。 光源視点オプションを使うと、シーンをスポット光源の「視点」から見渡せるようになります。トラックボールスタイルのカメラコントロールを使って、対象を正確にとらえることができます。

機能リスト

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  • 特定オブジェクトへの間接光の無効化
  • ラジオシティ解からの特定ライトの影響の無効化
  • 拡散と光沢を光源単位で有効/無効化
  • 距離に基づく光源の強度プロファイルのカスタマイズ
  • 任意のオブジェクトのみの照明効果の有効化
  • 光源からの距離に応じた光源色の変化
  • 光源単位のソフトシャドウの品質調整
  • レンズフレア反射光エディタ
  • ソフトシャドウを高速に生成するAccuShadows™ シャドウマッピングテクノロジ
  • スポット光源の光源視点オプションによる対象物の正確な捕捉(OpenGLのみ)
  • 特定オブジェクトにのみの光源割り当て
  • 減衰プロファイルのカスタマイズ
  • 自動または手動によるシャドウマッピング解像度設定
  • 調整可能なバイアス色とサンプリング数
  • シャドウマッピングのばらつきを調整する高度なオプション
  • 無限光を使った独自のシャドウマッピングテクノロジ
  • 標準のカメラコントロールによるスポット光源の対象設定