Vue 10 用機能モジュール Zephyr

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一歩踏み出して、風を感じよう

シーンに風が吹くと、アニメーションのリアリズムに新しい次元が加わります。 Zephyrを使えば、アニメーション可能なベンチレータを使って、森林を構成する何百万本もの樹木を一斉に風にそよがせたり、植生単位、あるいは特定の植生グループに対して風を与えることができるようになります。

Vue 10 Zephyrモジュールは、Vue 10 Completeに搭載されている機能モジュールです。Vue 10 Esprit/Studioからのサイドグレードはこちらをご覧ください。

※機能モジュールのパッケージはイメージです。実際には製品機能に統合されて出荷されます。

風のアニメーション

Zephyrを使うと、SolidGrowth植生とEcoSystemが風の影響を表現するようになります。 風や微風は、グローバルあるいは植生ごとに適用したり、または二種類のベンチレータを使って適用可能です。

グローバルな風と微風

シーンに含まれるすべてのSolidGrowthの植生とEcoSystemに適用される「グローバルな風」は、大気エディタからコントロールが可能です。 SolidGrowth植生種はそれぞれ、風に対する独自の反応を備えています。同じ風を当てても、幹が太い樹木は茎が細い草ほどは動きません。そのため、グローバルな風を適用すると、はためく葉から突風にしなる枝まで、ひとつの自然景観からさまざまな形でリアルな反応を引き出すことができるようになります。

植生単位の風

個々のSolidGrowth植生、または植生グループに対して、風のアニメーションを個別に設定することもできます。 表示画面で風向きと強さの設定には矢印を模したマークを使います。これで植生の反応をリアルタイムで確認することが可能です。 風の矢印設定はアニメーション化できるため、風の効果を時間に沿って正確に制御することができます。

指向性ベンチレータと無指向性ベンチレータ

風の効果を生成するベンチレータには二種類あり、シーンの中を移動するオブジェクトの動きにリンクした、局所的な風の効果の作成機能を大幅に強化します。 無指向性ベンチレータは点光源のように一点から全方向に風を起こし、指向性ベンチレータはスポットライトのように円錐状の限定範囲内に風を起こします。

ベンチレータの作用範囲は、植生単体/植生グループ/EcoSystem全体に設定することができます。

二つのベンチレータは、両方とも負の風向きを設定することで風を吸い込む「アトラクタ」として使用することができます。 ベンチレータはシーン内で自由に動かすことはもちろん、アニメーション化したオブジェクトに固定することもできます。 こうしたベンチレータのパラメータも全てアニメーション化できるため、表現の幅は一層広がります。

 

機能リスト

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  • 風に揺れる森林の作成
  • 風にそよぐ植生の自動シミュレーション
  • 植生単位または植生グループに定義可能な強風効果
  • OpenGLプレビューで実現する高度な微風カスタマイズ
  • 風の強さと方向のアニメーション化
  • 植生に局所的な影響を与える、無指向性ベンチレータと指向性ベンチレータ
  • ベンチレータはEcoSystem影響を与えることができます