スタンドアロンモードで使用する場合、Vue 9 xStreamはVue 9 Infiniteとまったく同等の機能を有します。 このページで紹介している機能は、Vue 9 Infiniteとまったく同じものです。

Vueは、プロフェッショナルのプロダクションパイプラインとシームレスに統合できるようにデザインされています。 Vueの自然景観作成のための資産と他の3Dそして2Dアプリケーションとを結合する、柔軟で豊富なツールセットの作成は非常に重要視されてきました。
キャラクターアニメーション、あるいは建築ビジュアリゼーション、コンポジットまたはポストプロセッシングのいずれをおこなう場合にも、Vueを既存の工程に組み込むのは非常に簡単であることに、驚かれると思います。
カメラマッピングを使ったワークフローの高速化
Vueでは、カメラマッピングテクニックを使ったシーンの作成が簡単にできます。 イメージをレンダリングしたら、そのイメージを、簡素化したシーンの背後にカメラを通して投影します。
カメラマッピングは、マットペイントアニメーションを作成するときにすべてのジオメトリを一つずつレンダリングするコストと手間を大幅に簡略化することができる、理想的な手法と言えるでしょう。
あらゆるシーンエレメントをマルチパスレンダリングでコンポジットする
Vueには豊富なマルチパスレンダリングオプションが揃っています。 すべてのレンダリング対象となるエレメント、レイヤー、質感そしてオブジェクトの一つ一つに、異なるパスを割り当てることが可能です。
雲マスクやEcoSystemマスクを含むすべてのマスクは、カラーと、対応する箇所の不透過チャネルとして生成され、アンチエイリアス化されています。
レンダリングが終了すると、レンダリングプレビューウインドウから直接、すぐにそれぞれのエレメントを確認し保存することができます。あるいはマルチレイヤーのPhotoshopファイルとして、すべてをまとめて保存することも可能です。
サポートされるマルチパスチャネルに含まれる要素は、次の通りです:
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マルチレイヤーPhotoshop形式への書き出し
ワークフローの効率化の一手として、マルチパスレンダリングの結果をPhotoshopのPSDファイルとして書き出すことができます。 Vueは自動的にそれぞれのレンダリングコンポーネントを別々のPhotoshopレイヤーに分け、異なるマスクごとに独立したチャネルを作成します。
レイヤー/パスID
各レンダーパスの名称は自由に変更できます。 そのため、潜在的に作成された多数のパスから任意のパスを識別することが簡単になります。
HDRマルチパス・レンダリング
Vueは、High Dynamic Rangeで、全てのオブジェクト・雲・レイヤーマスク・レンダリングコンポーネント・影・反射・大気の影響等、すべての要素のマルチパスレンダーを生成します。
マルチパスレンダリングの結果は、それぞれのパスをHDRフォーマットに保持したEXR32ビットファイルとして書出すことが可能です。
G-Bufferレンダリング
AvidやFlameそしてAfter Effectなどの専用アプリケーションでコンポジットするために、デファクトスタンダードとされるG-Buffer情報を生成し、RLAまたはRPFフォーマットで保存することができます。
コンポジットの柔軟性を高めるために、グローバルまたはオブジェクト単位で「レンダリングから除外」するオプションを使用して、シーンの一部を不透過オブジェクトの背後に隠すことができます。
サポートされるG-Bufferチャネルは、次の通りです:
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同期する
同期プラグインVueには、主要な3DアプリケーションとVueのカメラモーションと光源そしてフォーカルライトを完全に同期させるための、シンクロナイゼーションプラグインが用意されています。 3Dアプリケーションが生成したファイルを保存して、後からVueで使用したり他のシステムに持っていくことができます。 Vueが同期可能な3Dアプリケーションは、次の通りです:
カメラトラッキング情報の読み込みVueには、MatchMover、BoujouそしてSynthEyesのモーショントラッキング情報を読込むことができます。 また、カメラトラッキング情報と一緒にモーショントラックポイントも読込むことができます。 |