スタンドアロンアプリケーションとして使用する場合、Vue xStreamとVue Infiniteの機能はまったく同等です。

3D地形のリアルタイムスカルプティング

画期的なSolid3D™ 地形モデリングテクノロジが、地形の自由なリアルタイム編集を実現しました。 搭載されている様々な3Dブラシを使えば、想像し得るあらゆる地形を作り出すことが可能です。

洞窟、岩屋、オーバーハング、下線、渓谷などを、まるで粘土を扱うような簡単さで作成することができます。 ブラシを使えば浸食や地質学的な効果を地形にインタラクティブに適用するのも簡単です。また3Dスムージングブラシでディテールをブレンドすることも可能です。

地形ブラシの振る舞いを簡単に設定し、頻繁に使用する地形ブラシをブラシライブラリとして登録することができるようになりました。

地形ジオメトリや質感分布に対するブラシの効果を変えてみたり、傾斜や方向の影響による変化、タブレットの筆圧の効果、ブラシチップの形状などを自由に制御できます。新しいブラシはブラシパレット上に表示されるので、一回クリックするだけで持ち替えることができます。

洞窟やオーバーハング地形の作成

基本的なベース地形は8つのプリセット(山岳、峰、浸食地形、丘陵、氷山、氷河、砂丘、月面)から選択することができるほか、グレイスケールのイメージやUSGS DEMデータを読み込んで生成することができます。 また、Vueは外部アプリケーションからインポートされた16ビットハイトフィールドデータをサポートしています。

局所的なサブディビジョンの自動生成

局所的なサブディビジョンの自動生成

Solid3Dは、地形エディタを通じて加えられた細部の編集に応じて、自動的に下層のメッシュを分割生成していく局所的サブディビジョンテクノロジを採用しています。

これにより、メッシュのジオメトリを気にすることなく地形加工のプロセスに集中することができます。  リアルタイム且つインタラクティブに地形を加工するだけで、数百万ポリゴンを編集しているのと同等の結果を得ることができるのです。

3Dスカルプト直接生成地形

無限直接生成地形への局所的なディテール造形を可能にすることで、Vueは両者の良いところを組み合わせることに成功しています。

まずはVue に複雑なディテールを持つ無限地形を自動生成させてから、ご希望に応じて必要な箇所(ゾーン)にさらに微調整やリワークを追加してください。  タッチアップ対象となるゾーンはネスト状になっているため、コントロールの精度には上限がありません。

編集エリア周辺の直接生成地形のディテールは保ったまま、道路や小道、洞窟の成形が可能です。

また、地形表面のスカルプトや質感の配分をより正確に行いたいときは、どの質感とも連動しない独立したペイントマスクを作って作業することもできます。

グローバルに作用するフリーズマスクも、細かい編集作業に便利です。 フリーズマスクは、他のあらゆるマスクと組み合わせて使うことができます。

シーンを確認しながらスカルプティング

シーンの関係性を考慮した成形

これは、地形エディタで編集をおこなう際に、地形の周辺に配置されている構造物や植生といったシーンエレメントを表示させることができる便利な機能です。

より自然に馴染んで見えるように、様々なオブジェクトの周囲の地形を変形させることができます。

下絵を使ったスカルプティング

ビットマップを地形に適用し、地形エディタ内でビットマップの下絵を見ながら地形のスカルプティングを実行できるようになりました。

これは、たとえば実際の風景の写真をもとに地形を再現するような場合に役立つ機能です。

また、2D・3Dの各スカルプティングブラシの効果を、それぞれ個別にリセットすることも可能です。

下絵を使ったスカルプティング

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強力な地形ブラシ

Vue 11 xStreamのブラシは特定のLODにのみ作用し、それ以外には触れません。これにより、詳細なディテールを残したまま地形の全体的な形状を編集することが可能です。

3Dペイント取り消しブラシ: 取り消しブラシが3Dにも対応しました。

カスタム3Dブラシ: このブラシでは、地形表面に適用されるディスプレイスメントの用法を定義することができます。

マスクの回転

地形エディタでのペイント実行時に、マスクを回転させるオプションがつきました。 マスクの回転が有効になっているとマスクはビューと一緒に回転するため、地形エディタで質感やジオメトリをペイントしている際により精密なコントロールが可能です。たとえば足跡をペイントする場合などです。

マスクの回転

リトポロジによる精密な造形

リトポロジ

この強力な新機能は、断崖絶壁のような不規則な形状の地形のポリゴンの表層の形状を最適化するために、下層の地形メッシュを自動的に再構成するような場面で使用します。

結果として、たとえば垂直な断崖絶壁のディテールのペイントなどが非常に簡単にできるようになります。

スプライン地形エフェクト&道路ツール

地形エフェクトは、あらかじめ設定したパスに従って地形の表面に彫刻やエンボスを加えるのに使います。 この機能は、たとえば路盤や高架になった高速道路を作成する場合に威力を発揮します。

Vue 11 xStreamには、搭載しているスプラインテクノロジをベースに、地形上に直接道を作成することを可能にするビルトイン道路建設ツールが実装されています。 作成されたスプラインにはアスファルトの質感が適用され、指定のパスに従って地形表面に沿ったカーブや傾斜が付加されます。こうした処理は自動的におこなわれます。

Vueのスプラインテクノロジの詳細はこちら

Desert road(砂漠の道)のビデオ
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地形への質感分布マップのペイント

質感を上限なくペイント

Sold3D地形モデラのおかげで、質感のディストリビューションを自由にペイントできるようになりました。 川床や岩石といった地形を、関連した質感とともに、シンプルなブラシストロークでペイントすることが可能です。

質感のディストリビューションマップは、Solid3Dのグローバル地質効果と連動させて生成することも可能です。 これはたとえば、川床の領域だけに周囲とは異なる質感をささっとペイントするのに理想的です。

質感ペイントツールで、必要なだけ質感を使用して分布マップをペイントできるようになりました。 新しい質感を簡単に追加して、極めて詳細に分布ペイントを行えます。

質感マスクをオンにすれば、すでにペイントされている分布マップの中で、他の質感のペイントを制限することもできます。

質感マスクを他の質感から独立したものとして扱うことができるようになったため、既存の分布状態を壊すことなく質感の縮尺変更やあらゆるタイプの座標系の使用が可能になりました。

質感配分マスクは、ペイントやスカルプトで変更されないように簡単にロックできます。

その部分の勾配、高度、方向に応じて変化するブラシが作れます。 例えば、平らな場所にだけ草を生やすブラシなど、とても便利に活用できます。

環境コンストレイントのプレビュー表示

高度や傾斜、方向コンストレイントをレイヤーにペイントするときに、こうしたコンストレイントをプレビューすることが可能になりました。これで、ブラシが影響する領域をはっきりと確認することができます。

ブラシコンストレイントのプレビュー表示

新しい地形質感レイヤー機能

高度なレイヤー機能

Vue 11 xStreamの地形エディタには、自由に追加できる質感レイヤー機能が付属しました。 この新しいシステムでは、オリジナルのアルファ情報を格納したレイヤーを保持します。そのため複数レイヤーに同時にペイントしても、それがその下にあるレイヤーに影響を及ぼすことはありません。 これらレイヤーは関数グラフ内で"Layer Painting"メタノードを使って結合されています。

地形エディタにおける質感の取り扱いは直接生成質感の強みとディテールをマニュアルペイントする能力を両立したもので、直接生成地形ゾーンとも互換性があります。

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直接生成アルファを使ったペイント

アルファチャネルのプレビジュアライゼーション

質感レイヤー(アルファチャネル)の存在を地形エディタ内で確認し、ペイントのマスクに使用することが可能です。

デュアルUVチャネル

UV摂動の精密なコントロールを実現するため、3Dスカルプト地形では二つ目のUVチャネルを利用することができます。

無限のディテールを持った直接生成地形のレンダリング

直接生成地形は、無限に精度を上げることができます。 カメラを近づけることでズームし、継ぎ目なく、より詳細に変更を加えられます。 この特性を活かすべく、Vueには膨大なミクロポリゴンデータセットを高速に生成/レンダリングする特別なアルゴリズムが実装されています。

直接生成地形にはサイズの制限もありません。 直接生成地形は仮想的に地平線まで引き伸ばすことが可能です。あるいは惑星として扱うこともできます。 またその大きさに関わらず、高度なクローズアップにも耐える十分なディテールを常に備えています。

強力な地形関数エディタ

Vueが取り扱うのは、インタラクティブで直感的な地形塑造だけではありません。直接生成地形を非常に深いレベルでコントロールすることも可能です。地形作成から切り離すことのできない複雑な地質学的特性を定義するために、Vueにはプロシージャルノイズや各種フィルタ、数学関数やイメージデータノードを組み合わせた、幅広いバリエーションを備えた強力な関数グラフエディタが搭載されています。

この目的に特化した地形生成フラクタルアルゴリズムを特定自然色生成ノードと組み合わせることで、驚くほど複雑でありながら自然に見える景観を、Vueが一瞬のうちに生成します。

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関数エディタの地形インターフェース

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ゾーンの抽出

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Strata 3Dノードの操作

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地形フラクタル2

無限地形の造形

直接生成地形は、Solid3D地形モデラを使うことで、自由に整形することが可能です。

スカルプティングの効果は、特定の領域やゾーンに範囲を限定することができます。これにより無限地形にカスタムディテールを加えること可能です。 無限のディテールを備えた山々に囲まれた、カスタムの岩石層や渓谷を作成することができます。

プリセットによる素早い地形作成

Vueに付属している直接生成地形プリセットを使って地形スタイルを選択すると、Vueがそのスタイルに応じ関連した質感を使用したユニークな地形を生成します。  この機能は、有限・無限直接生成地形の両方で使用することができます。

ゾーンの抽出

直接生成地形の任意の領域の抽出が、ワンクリックでできるようになりました。 ゾーンを選択し、その部分を独立した直接生成地形に変換することができるのです。

この機能は、特定の領域に独自のテクスチャを生成したい場合には理想的な手法と言えるでしょう。

また、地形の既存の外見を変更することなく直接生成地形のサイズを拡張することが可能になりました。 既存の地形の周辺に新しい地形を追加することで、任意のサイズと方向に拡張します。

元になる直接生成地形にスカルプトを行った部分は、自動的にゾーンが作られ、そのままの形で残されます。

新しいStrata3Dノード

新しいStrata3Dノイズノードは、渓谷の岸壁や重なり合った岩石層を高い写実性を持って表現するのに最適です。 このノードはほかのあらゆるフラクタルやノイズパターンと組み合わせて使うことができます。

地形フラクタル2ノード

Vue 11 xStreamは、オリジナル地形フラクタルノードの新バージョンを導入しました。

地形フラクタル2は自然な形状の高度な多様性を作り出し、岩や崖のでこぼこした土地の起伏をより自然につなぎ合わせることができます。 オプションの地層(Stratification)を適用することで単独の「地層フィルタ」ノードに近しい効果を得ることも可能ですが、いくつかのフラクタルの内部値のナレッジにより、より正確なコントロールと多様なバリエーションで、自然に見える局所的な効果を生成することができます。

惑星および球形地形の作成

Vueは、球体・惑星地形の作成をサポートしています。  あらゆる直接生成地形を、球体地形や惑星の形状にワンクリックで変換することができるのです。

広大な宇宙空間に浮かぶ惑星の眺めを簡単にレンダリングしたり、ごく小さな小石にそのざらついた表面がわかるほどズームインすることも可能です。

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