この「メイキング・オブ」は、毎週お一人の Vue コミュニティメンバーにスポットライトを当てるページです。 世界中でたくさんの人々が、Vue の製品ラインを使って素晴らしい作品を紡ぎ出しています。そんな皆さんに作品の作り方を解説してもらい、ノウハウを共有できれば、というのが、このページの狙いです。

ドラマチックな絵をつくるためのアプローチはさまざまですが、今週のゲスト Axolotl 氏は、想像力と数少ないアイテムからこんなに見事な作品を作り上げる方法を紹介してくれます。 戦略的なライティングと正しい縦横比。これを守れば、見るものを時空を超えた世界に引き込むことができるという良い例です。

 

メイキング・オブ "Age of Dragons"(エイジ・オブ・ドラゴン) by Axolotl

この作品のアイデアは、ある 1 枚の写真から生まれました。宇宙から見た地球の写真です。 同じような空間を Vue で再現してみようと思いました。

地球は 2 つの球体で構成しました。外側の球体に雲、内側の球体に地球をマッピングしています。テクスチャは、 JHT's Planetary Pixel Emporium にあるフリーのマップ素材を使用しました。 中央に地球オブジェクトを配置し、背景の右側には、[惑星] ボタンで作成した月を配置しました。 よりドラマチックにするために、星雲の写真を貼りつけたビルボードを、左側に配置しました(何という星雲でどこで入手した写真かは忘れてしまいました。スミマセン)。 大気づくりで心がけたのは、完全に澄みわたっていて星が鮮明に見えるように、ということでした。

地面が見えないようにカメラを上向きにしたところ、 いい雰囲気にはなりましたが、なんとなくつまらない絵になってしまいました。 ふと頭にドラゴンが思い浮かんだので、Poser のボールアイテムに、DAZ 3D の Eastern Dragon を巻きつけてみました。 保存したファイルを Vue で開き、Poser のボールアイテムを Vue で作成した地球オブジェクトと入れ替えて、すべてを .vob 形式で保存しました。

次に、最初の宇宙空間のシーンに戻り、中央の地球オブジェクトを、新しく保存したドラゴン(と地球)に置き換えました。

オブジェクトの配置、カメラと焦点距離の設定などを調整したあと、レンダリング設定パネルで画像の [縦横比] に [70 mm (46:21)] を選択し、[レンダリング画質] を [ウルトラ] にしたら、あとは Vue にお任せです。

Have a nice day! Axolotl