Lazy Afternoon
メイキング・オブ "Lazy Afternoon" by Dagmar Fischerこのシーンで最初に作ったのは・・・ 道路の T 字の部分です。 路面の質感は、グレーの基本色に路面写真の画像マッピングという、シンプルなものです。 次に、道路の両サイドに歩道を作り、 舗装用の小さな丸石の画像をカラーマップとバンプマップ(強度50)の両方に適用しました。その上に、街灯、道路標識、Cornucopia3D で購入した草 を配置しています。 次は建物です。建物の外壁となる大きな立方体を 3 つ作り、上に屋根となる薄い立方体を置きました。 質感エディタで、建物正面のビットマップ写真をカラーマップとバンプマップ(強度150)の両方に適用すると、なかなかリアルな外観になりました。 右側の建物には、張り出し屋根を載せました(オブジェクト)。 同じく右側にある、手前の建物 1 と 2 は、読み込んだオブジェクトです。 建物 2 をコピーして 180 度向きを変え、道路を挟んだ左側の手前に配置しました。 これに大きな球体で [ブーリアン減算] をかけて、入口部分のアーチを作りました。 建物 1 と 建物 2 には、アルファマップでグラフィティ(落書き)を足しています。 画面の奥の道路を隔てた向こう側にも、建物を 2 棟並べました。 さらにその奥に、教会、大木、カエデの木を数本、それにクレーンを配置すると、街がそれらしくなってきました。 建物の間には、送電線を配置してみました。 作りかたはこうです: Cornucopia で購入した 連続旗のオブジェクト を読み込み、旗のオブジェクトを削除して、ロープに古びたケーブルの質感をつけました。 大気に設定されていた色は、すべて無彩色に変更しました。 スペクトラル大気で、太陽の方位を 193.87、霧を 35.76 に設定しています。太陽光の [カラー] をライトイエローにして [影の濃さ] を 78%にすると、ボリュメトリック光源と影が柔らかくなりました。 以上が、このシーンの作り方です。何度も何度も修正して、35 時間ぐらいかかりましたが、最後には『これだ、これこれ!』と思わず叫んでしまうほど、満足する仕上がりになりました。 Dagmar Fischer |